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年長息子:小1算数の教科書[東京書籍]カリキュラム抜粋

算数・数学

私はもともと数学教育が専門です。大学院の研究室では、教科書間での学習内容や教授法の違いを研究している学生さんもいたり。カリキュラム作成にもとても関心があって、我が子が使う教科書[東京書籍]の小1算数カリキュラムから一部抜粋したものを記録して残しておきたいと思います。

小学校4年生以降の算数・数学の学習指導要領はあらかた頭に入っているのですが、小学校低学年は指導経験数が少ないので、ちゃんと調べておかないとですね。学習指導要領が頭に入っていないと、学校カリキュラムとの対比で今どのあたりを学習しているのか?がわかりませんから。

  • 小学校1年生【一学期】

1.なかまづくりとかず
●条件や観点(同じ数)に応じてものの集合をとらえ,2つの集合の要素を1対1に対応させること
●「いち」から「ご」までの数詞の唱え方,数え方
●1~5の数字の読み方,書き方,数の構成
●「ろく」から「じゅう」までの数詞の唱え方,数え方
●6~10の数字の読み方,書き方,数の構成
●ものの個数を絵や図などを用いて表したり読み取ったりすること
●具体物や半具体物による5~10の数の合成,分解(1つの数を他の2つの数の和や差としてみること)
●1~10の数の大小,系列
●空集合としての0の意味
●10までの数の系列を多面的にとらえること

2.なんばんめ

●順序や位置を数で表すこと
●10までの集合数と順序数との統一
●ものの位置の表し方の素地

3.あわせていくつ ふえるといくつ
●加法の意味(合併,増加)
●和が10以内の加法計算
●計算カードによる加法計算の練習(1つの数を他の2数の和としてみる)
●0を含む加A

4.のこりはいくつ ちがいはいくつ
●減法の意味(減少,差)
●被減数が10以内の減法計算
●計算カードによる減法計算の練習(1つの数を他の2数の差としてみる)
●0を含む減法計算

5.どちらがながい

●長さの概念
●長さの測定(直接比較,間接比較)
●長さを数値化して表すこと(任意単位の初歩)

  • 小学校1年生【二学期】

6.わかりやすくせいりしよう

●絵や図を用いた数量の表現と読み取り(グラフの素地)

7.10よりおおきいかず

●20までの数の唱え方,数え方
●20までの数の読み方,書き方
●2ずつや5ずつまとめて数えること
●20までの数の構成,系列,大小
●40までの数の数え方,読み方,書き方
●数構成に基づく加減計算
●2位数に1位数をたす加法計算(繰り上がりなし)
●2位数から1位数をひく減法計算(繰り下がりなし)

8.なんじなんじはん

●時計の目盛りと長針,短針の機能
●何時,何時半の読み方

9.3つのかずのけいさん

●簡単な3口の数の加減計算

10.どちらがおおい

●体積の概念
●体積の測定(直接比較,間接比較)
●体積を数値化して表すこと(任意単位の初歩)

11.たしざん

●繰り上がりのある1位数どうしの加法計算
・被加数が7~9の場合
・被加数が2~6の場合
●計算カードやゲームによる上記の加法計算の練習
●ノ-トに思考の過程を表現すること -

12.かたちあそび

●直方体,立方体,円柱,球などの立体図形の基礎的概念
●形や機能に着目した,立体図形の分類
●立体図形を構成している平面図形の特徴

13.ひきざん

●繰り下がりのある11~18-1位数の減法計算
・減数が7~9の場合
・減数が2~6の場合
●計算カードやゲームによる上記の減法計算の練習

  • 小学校1年生【3学期】


14.おおきいかず

●10ずつまとめて数えることのよさ
●100までの数の唱え方,数え方
●2位数の位取りの原理,数の構成
●100までの数の系列,順序,大小
●数直線上に表された数
●簡単な3位数(120程度まで数えること)
●簡単な場合の2位数などの加法,減法
・何十±何十
・繰り上がり,繰り下がりのない2位数±1位数の計算

15.どちらがひろい

●面積の概念
●面積の比較(直接比較,陣取りでの数値化による比較)

16.なんじなんぷん

●何時何分の読み方

17.たしざんとひきざん

●順序,順序数に関する加法や減法
●異種の量について加法や減法が適用できること
●加減の意味の拡張(求大,求小)

18.かたちづくり

●色板やひごを用いた基本的な平面図形の構成

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