私が気になっていた年長息子の絵の話です。
Z会に子どもの絵の発達段階モデルが出ていたので、子どもの現状の絵について評価してみました。
- 擦画期(0歳~1歳)…なぐりがきの時期の最初の段階になたります。ただ腕を動かし、自分の手の運動の痕跡が現れることに興味をもち、反応を確かめようとする時期です。
- 錯画期(1歳~3歳)…クレヨンをたたくだけなどの「点」から、「線」へと移行し、やがて曲線もかくようになります。
- 象徴期(3歳~4歳)…「線」から徐々に「形」が発生してくる時期。この「形」が子どもの内側から出てくるまでは、大人は形を教えたりしないようにしましょう。形が自分の内側からあふれるように芽生えてくる時期には、とにかくその形を受け止め、認め続けてあげましょう。
- カタログ期(4歳~5歳)…徐々に形が多様化していきます。自分の知っていることや経験したことなどを表現しようとする時期で、かかれたものどうしが関係がなく、大小関係、因果関係、つりあいなどがとれていないのが特徴です。
- 図式前期(5歳~7歳)…自分の周囲の物事について認識をもち、それぞれの概念が形成され、太陽、花や家など記号的(図式的)要素をかき始めるのが特徴です。地面の線や空の線(ベースライン)をかくようになります。
- 図式後期(7歳~)…空間認識力が育まれていくことで、物と物の重なりや遠近が画面に表現され、立体的な表現が可能になり、見たとおりにかくことができるようになります。
★年少娘(4歳1か月)の絵【カタログ期(4歳~5歳)】
確かに、 かかれたものどうしが関係がなく、大小関係、因果関係、つりあいなどがとれていないのが特徴…ですね。
一応、「これは〇〇」と説明してくれたのですが、何が描いてあるのか見た目ではわかりません。大小関係、因果関係、つりあいがとれてないです。ただ一方で、象徴期(3歳~4歳)の 「線」から「形」が発生している時期は超えているように思います。
★年長長男(5歳11か月)の絵【図式前期(5歳~7歳)】
確かに、 自分の周囲の物事について認識をもち、それぞれの概念が形成され、太陽、花や家など記号的(図式的)要素をかき始めてますね。
この絵は構図含めて自分で考えて描きました。夕日、富士山、リニアモーターカーの3つの記号的(図式的)要素を書いていて、言われなくても何を描いてるのかわかります。また、夕日は上に、富士山は下からそびえたっていて、リニアモーターカーも下に走ってて位置関係は現実世界と同じです。
図式前期 (5歳~7歳)は、地面の線や空の線(ベースライン)をかくようになる、とのことで、発達段階通りの絵を描いてくれてます。 図式前期(5歳~7歳)より前の発達段階であるカタログ期(4歳~5歳)ではないことも、年少娘の絵と比較するとよくわかります。
年長息子は絵を描きたがらないので心配していたのですが、Z会の特集ページにあった発達段階モデルの通りのようで安心しました。
最近は少しずつ絵に対する自信がつくようになってきたのかもしれません。昔より絵を描くことに抵抗がなくなってきたように思います。
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