先日の花まる学習会のプリントでの話です。
「 ニコオエーン、 ニコオエーン… 」
年長息子は、一体なにを言ってるんだろ?と思っていたら…
めいろやってました。
これ、笑顔→驚き顔→泣き顔→…という順を繰り返しながら進めていくめいろです。
それを年長息子はもっと端的にニコ、オ、エーンという言葉で表現していたんですね。
実はこれは数学的な考え方のひとつで、記号化と言われるものです。数学は新しい記号を導入してどんどん記号化を行います。記号化することで、思考を省略し、もっと先の議論を展開しやすくするのが記号化の最大のメリットです。
逆に、数学独自の記号をどんどん導入するので、新しい記号の定義をしっかり押さえてないと、すぐにワケがわからなくなる教科になる原因でもあります。
たとえば、高校数学で登場する∑(シグマ)などがよい例ですが、いちいち足し算で書いていたら面倒くさいわけです。だから∑という記号を用いることで、もっと先の議論展開をしやすくしてます。
今回の年長息子がやっていることも本質的には同じことです。
- 笑顔 → ニコ
- 驚き顔 → オ
- 泣き顔 → エーン
と記号化し、さらにはこの3つをひとまとめにしてニコオエーンと表現していました。そうすることで、一回一回、笑顔→驚き顔→泣き顔→… と考えるよりも、思考スピードがあがって、ゴールまで早く到達することができます。
すんごいことしてるよなぁ…と感心した瞬間です。
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