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「問題を学ぶのか?問題を通じて〇〇を学ぶのか?」

算数・数学

「問題を学ぶのか?問題を通じて〇〇を学ぶのか?」

私は、これは本質的な問いだと思っています。

  • 問題を学ぶ

文系的な発想。文系の人は大量の問題を丸暗記して対応しようとする癖があります。しかしながら、算数・数学を学ぶ上ではそれではすぐに限界が来ます。

極端なことを言うと、文系の人は10000種類の問題があったら、手あたり次第、気合と根性で10000種類の問題を丸暗記しようとするのです。これでは仮に小学生・中学生くらいまでは定期テストで高得点を取ることができても、高校数学はまず厳しくなります。またすぐ忘れますし、何よりも模試や一般入試で得点を積み重ねることは難しくなるでしょう。

  • 問題を通じて〇〇を学ぶ

理系的な発想。理系の人は問題そのものを丸暗記するのではなく、その問題を解く過程の中から自分に必要な要素(重要なところ)だけを学びます。また、それを丸暗記するのではなく、理屈など含めできる限り応用の仕方を学ぶのです。

10000種類の問題があったとしても、10000種類の問題を丸暗記するのではなく、100種類の型となる問題を学び、さらには、それを100倍の10000問に対応できるように応用方法を学ぶのです。

同じ問題を解いていても、どこを学んでいるのか?どこに着目しているのか?は異なります。「問題を学ぶのか?問題を通じて〇〇を学ぶのか?」は本質的な問いです。

プロ家庭教師として指導をする際に「とにかく大量の問題演習をすればよい」と短絡的に考えているケースのほとんどは、文系の中高生や大学生、文系出身のお母様が多いです。

違和感を感じるのはこういう根本的な考え方の違いによるところが大きいのかもしれません。

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