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小学校受験する?しない?

教育論

都内には、地元公立小に進学する以外にもさまざまな選択肢があります。国立小や私立小もたくさんありますので、小学校受験してそちらに進学される方もたくさん。インターナショナルスクールに通わせて、英語ベースの授業を受けさせる方もいらっしゃいます。

まさに多種多様。

それぞれのご家庭の教育への考え方次第です。

そんななか、私はあえて地元公立小を選びたいと思っています。プロ家庭教師として指導している立場からすれば、私立小出身のお子さんも多いのですが、メリットとデメリットとを両方見てきた結論です。

一番大きなデメリット…

それは有名私立大付属小あがりの中学生と、中学受験組を経て入学した中学生との圧倒的な学力ギャップを何度も感じているからです。

小学校までは楽しく通っていた、だけど、中学校に入ってからテストの点数が悪すぎてどうしたらよいかわからない、という相談をたくさんいただいてきました。

特に数学は子ども本人の学力にあう難易度の問題にチャレンジすることが大切です。簡単すぎず、難しすぎず、の塩梅が重要です。

ですが、付属小あがりの中学生は小学校のときに中学受験レベルの学習をしていません。していないのにも関わらず、中学に入ると中学受験組と同等レベルの難易度のテキストや問題集、テストを受けさせられるのです。

これでは数学嫌いになるのも当然でしょう。

小学校時代は公立小で学習指導要領に沿って全教科の最低限の学習を行って、算数・国語・理科・社会は 中学受験に向けて 難易度の高い勉強を塾で学んで、その時点で学力的に最適な学校に入学するほうが、それ以降の6年間子どもの適性にあった教育を受けられる、と考えています。

また中学受験の勉強を通じて、そもそも中学受験に適性がないと判断されるようなら、焦らずに高校受験を選べばよいです。

無理やり有名私立中に入れても、入ってからがまた大変です。そんな現実を何度も目の当たりにしてきたので、そのあたりが教育業界を知らない保護者の方と違った視点で見えるのだと思います。

まぁ、とはいえこのあたりは各ご家庭の教育観次第ですね。

年長息子は2028年に中学受験する予定です。ですが、それは予定であり、未定です。精神年齢が幼く中学受験に向かないと判断すれば、高校受験に切り替える方針です。

もともと私自身が、

  • 公立小→公立中→公立高→国公立大→国公立大院

と進学してきた人間です。

長い目でみて適性を見極めていきたいと思っています。

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