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小1学習プラン再検討:Z会+リトルくらぶ(通信)に?/小3秋からの四谷大塚カリキュラム接続を検討

学習プラン

小3秋の予習シリーズ準備講座への接続は?

小学1年生も、引き続き、Z会の小学1年生コース(紙・ハイレベル)を受講する予定です。

ただし、将来的には、遅くとも、小3の9月から開講される「予習シリーズ準備講座」から受験勉強を目的として四谷大塚の直営校に通う予定で考えています(今のところ)。

もともと年長息子は周りの人の影響をモロに受けるタイプで、受験勉強する友達がいると真似して頑張るので通塾が適してます。新小4の2月から本格的な中学受験勉強に移行して、計3年半、受験勉強に取り組むことを想定しています。

中学受験塾の低学年コースに通塾させたくない理由

熱心なご家庭は幼児期や小1から取り組み始めると思うのですが、私が小1~小3夏までは受験目的の学習塾への入塾を控えている理由のひとつとして、以下の点があります。

勉強そのものが受験のため…という偏った考え方になってほしくない!

私は塾業界で働いた経験もありますし、学校教員免許も取得していますので、塾業界を批判する学校教員の立場も理解できます。また大学院では数学教育を研究する立場で、学校の数学教員を育てる視点の研究室に所属していましたから、学校教育の限界もわかっているつもりです。

私立学校に務める先輩や後輩、同期がいたり、中学入試問題作成に携わる方もいれば、小学校低学年向けの算数教材のプロ…なんて方も後輩にいます。友人にも中学受験塾の社会科講師や算数個人塾の先生もいますし、今自身はプロ家庭教師として20年経験があって、小学生から高校生や浪人生など様々な私立校に通うご家庭の裏事情や大学生の就活や社会人の転職・昇進の適性検査まで、幅広い年齢の方に対応しています。

教育を多面的に見ている立場なので、他の保護者の方とはそのあたりが違って見えていると思います。

中学受験塾が主催する低学年コースは、根本的な思想として中学受験のための低学年コースにならざるを得ないのはしかたのないことですし、それを目的に教材やカリキュラム構成を考えるのはある意味、企業としては当然の流れ、だと思います。

※ちなみに算数個人塾の講師の友人は小学校低学年の入塾希望者はお断りしてます…。

塾側がそうではないですよ、楽しくやりますよ、とうたっていたとしても母体が中学受験を本業としており、そこの講師らが行う(もしくはその講師らと接する講師らが行う)のであれば、受験のための勉強であることが言葉の節々から出てきてしまうのは当然のことです。

子どもには勉強そのものを中学受験のための勉強だと思わないでほしいと願っています。その一方で、あと3年後に四谷大塚の中学受験コースに入ることを想定すると、四谷大塚のカリキュラムを用いて進めておいたほうがその先のカリキュラムの接続上はよいはずで。

リトルくらぶ(通信)の教材品質を確認するために

そこで、四谷大塚が主催する低学年向けの通信教育のリトルくらぶも視野に入れて検討をはじめました。自宅で私主導で教えるなら問題はありませんから。

Z会とリトルくらぶを比較した個人ブログを読み漁ったのですが、今のところのは、

  • 国語はZ会のほうがバランスがよい(「きく」「はなす」がある。題材選定もよい)
  • 算数はZ会小1コースの内容が簡単すぎて、リトルくらぶのほうがよい。Z会は幼児年長コースと小1コースとを併用していてもよかったかも。
  • 小1~小3リトルくらぶ→小3の2か月間だけZ会中学受験コース→リトルくらぶ→小4進学くらぶ→という流れで戻ってきた方も
  • リトルくらぶの教材は作りが雑でZ会に戻りたくなったときも。リトルくらぶ教材よりも小4予習シリーズのほうがよい

そんな方々のブログを拝見しました。

また、リトルくらぶ(四谷大塚)とPigmaキッズ(SAPIX)とスーパーキッズ(早稲田アカデミー)を実際に受講して比較した方のブログによると、

国語は、

  • リトルくらぶ …初級(基礎固め。整理シートあり)
  • Pigmaキッズ …中級(得意な子の弱点発見によい)
  • スーパーキッズ…上級(読解問題が難しい)

算数は、

  • リトルくらぶ …初級~上級(予習・復習サイクルがよい)
  • Pigmaキッズ …初級   (量少なめ。きらめき算数脳の導入)
  • スーパーキッズ…中級~上級(地頭よいこ向け)

とのこと。

※一個人の感想を抜粋してます。プロ家庭教師の視点から言うと、総じて保護者の方のコメントは子どもの実態とかけ離れてるケースが多く、さらには同じ「基礎」だけど、各保護者ごとに「基礎」の指すレベルが大きく異なるので、注意が必要です。参考程度に。

結局、我が家としてはどうするのか…という話になるのですが、まずZ会の教材の質や進め方に基本的に賛同しているので、Z会自体は継続受講するつもりです。仮に息子にとって簡単すぎた、としてもそれでよいです。

私が通信教育で求めるものは、「毎日学習の習慣化」と「全体的な学習内容の網羅性」と「質の高い問題」です。習慣化させるためには、子どもにとって難易度低めがちょうどよいので、難しすぎるものは逆に不向きです。そもそも子どもに完全フィットした通信教材はないので、もっと伸ばしたいと思う部分は別途市販教材を追加する予定です。

Z会は通信教育が主体なので、教材の質そのもので勝負してます。教材自体がわかりずらいと継続してもらえませんので、企業としての存続があやぶまれます。一方で、リトルくらぶは通塾形式もあるので、通塾形式と同じ教材を使う、といっても現場で指導する講師ありきの高望みした通信教材となっている可能性があって、純粋な通信教育としての質で考えれば、Z会のほうが解説や進め方が丁寧な可能性は十分あります。

結局のところ、自分自身でリトルくらぶの教材の質を確認するのが一番で、我が家はリトルくらぶの新1年生入学準備講座(通信)を受講することにしました。5か月間で11,000円(税込)の受講費です。この受講費はリトルくらぶ正式入会時の入会金に充当するとのことなので、四谷大塚としてもリトルくらぶのお試し受講という意味合いが強いのではないでしょうか。

リトルくらぶ(通信)をサブ受講するか検討したい

なお、リトルくらぶの通塾形式は今のところ考えていません。理由は上記の通りです。

もし通信教育を正式受講するとしても、Z会小学1年生(紙ハイレベル)をメイン受講し、リトルくらぶ(通信)をサブ受講という構成になると思います。

あまりこういう構成で受講されるパターンはないかもしれません。他の習い事との兼ね合いや、そもそも負担の大きそうなリトルくらぶをサブ受講として継続できるのか、という不安がありますが。

なお、私は同じ内容を別媒体で取り組むことは小学校低学年においては構わないと思っています。ダブリの部分は復習として、お互いに重ならないところは、それぞれの教材だけで取り組む方との差別化要因として考えます。

どちらにしても本人のやる気がもっとも大切です。

Z会は今のところ本人の性格や教育観とマッチしているので継続を前提として、別教材である小3秋からの四谷大塚カリキュラムへの接続部分をスムーズに行うためにリトルくらぶ(通信)を検討していきたいと思います。

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