我が家は、幼児期においては、花まる学習会の教育方針に賛同しています。
今年4月から年長コースに在籍してます。毎週のテキストを確認しても、プロの数学家庭教師の視点からみて、とてもよい経験をしていると感心することも多いです。
そして、高濱さんの教育観も基本的には賛成。一部、私とは違うな、と思うところもありますが、総論は賛成で、下記の書籍も拝読させていただいています。
この書籍の最後のあとがきに高濱さんの教育観のすべてが集約されていると感じてます。
一番大事なことは、主体性です。
自分でやりたいと思って、自分でやってみて、我を忘れて熱中し、失敗したら自分で何故だろうと考え、自分で教訓を引き出し、成功したら、間違いない自分の喜びとして満喫する。
主体性こそがもっとも重要である、ということです。
主体的な生徒さんは自分からどんどんあぁしよう、こうしよう、という考えが湧き出てきて、成長スピードが早いんですよね。
幼児期の場合は、結局、楽しいかどうかがすべてで、楽しいから主体的になれる…それだけだと思います。
ママから褒められるのもひとつの楽しさですが、それよりも、単純にその行為自体が楽しいかどうかが大事です。
主体的に自分から行動していることを大人は止めてはいけませんね。親の言うことを聞かせるのでは受け身の姿勢が身に着くだけです。親の言う通りにさせる=子どもは受け身になる、ことがほとんどですから。
そうではなくて、親の言うことを聞かないとしても主体的に自分から行動しているのであれば、それはよし、とする寛容な考えを親は持つべきだと思います。たとえ自分の意に反していても、子どもにとっての主体性を妨げてはいけないと思うのです。
①親の意思>子どもの主体性
なのか、
②親の意思<子どもの主体性
なのか。
①②はその都度で細かい判断が分かれるのが子育ての難しいところですが、ずっと①だと、子どもは受け身の姿勢が身に着くでしょうし、ずっと②では、危ないこと・悪いことを止めることができません。
ちなみに、私は②を重視して①はついで、でよいと思っています。①は最低限。それくらい主体性が大事だと思うからです。
「親の心子知らず」…という言葉がありますが、子どもはそれくらいでよいのだと思います。まぁ、親はタイヘンですが(笑)
最終的に子どもが自分の意思で自由に飛べるようになる(精神的にも経済的にも自立する)には、それこそ小さい幼児のころから、親の顔色を伺うよりも自分の意思で主体的に判断する訓練が必要です。
その訓練の過程において、親がいるときに失敗する分にはいくらでも失敗したらよいです。親が子どもの失敗をリカバリーしてあげればよいだけですし、親は子どもの失敗を責めてはならず、むしろ積極的に子どもに失敗させることで、そこから教訓となる学びを引き出すところに注力する必要があります。
その教訓を導く時点ではじめて親の出番が来るといっても過言ではありません。
ひとつずつの失敗を通じて、生きるための教訓を学び続けることで、はじめて子どもは将来的に親なしでより自由に世界を飛べるようになるのですから。まさに「苦労は買ってでもしろ」「かわいい子には旅をさせよ」だと思います。
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